2012年12月16日日曜日

アジアのクラウドソーシング市場:3つの関心事


photo credit: Genista via photopin cc

ローンチ当初から気になっているブログ、「海外クラウドソーシング情報」に注目すべき記事が紹介されていました。

アジアにおけるクラウドソーシングの5つの事実

元記事はTechCrunchの 「Crowdsourcing Is Booming In Asia」。

STANDING OUTは、決してクラウドソーシング分野に特化しているわけではないですが、それでもこれから伸張するマーケットであり、個人クリエイターが経済的自立を目指す為に必要なプラットフォームの一つであることは間違いないと考えていますので、こちらはおすすめのブログであり記事です。

さて、この記事から私が受けたインスピレーションは3つあります。

1)「STANDING OUT from the crowd.」というコンセプトは増々重要になる。
→クラウドソーシングマーケットには、欧米に加えて中国・インドその他のアジアエリアからも多くのプレイヤーが参入してくる、まさしくレッドオーシャン化まっしぐらの状況と言えます。しかし同時にそういった地域からの需要の拡大も予想されます。従って、戦い方によってはポジションを確立できる余地がまだまだあります。・・・それどころかとてつもなく存在していると考えています。

2)個人クリエイターは国境を超えた競争を前提に考える必要がある。
→記事中では、英語の話者の60%がアジアに集中(インド、パキスタン、フィリピン・・・)と紹介されています。彼らも含めて世界のオンラインベースの仕事は英語が軸になっているのが現状です。つまり英語に対応できれば、世界中からの需要を刈り取る事ができる機会を得る事ができます。
※因に、日本語で世界にデザインを発注できる「designclue」というサービスもあったりします。これはつまり日本国内の需要を世界に解放しているわけですね。こういう動きも加速してきますし、個人クリエイターとしては海外需要も積極的に取り込みたいところです。

3)複数のスペシャリティの組み合わせが有効になってくる。
→クラウドソーシングでは、グラフィックデザイン、写真、テキストなどクリエイティビティの分野での浸透が進んでいて、それらの感性は共通する場合が多そうです。重なるテクニックを丁寧に深堀し、関連スキルを身につけていくことで複合的な業務に対応できるようになります。また、これらに加えて例えばプログラミングスキルも備えたハイブリッドなスキルの持ち主がどんどん出てくる予感がビシバシしています。
例えばストックフォト市場には、グラフィックデザイナーでありながら、そのデザインの感性を活かしたクリエイターの参入などが既に始まっています。

てな感じです。世界の潮流を意識するとなんだか焦りを感じますが、マーケットはまだ緒についたばかり。この潮流をしっかり追っていきたいと思います。今後も精進してがんばります。

合い言葉は「STANDING OUT from the crowd.

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